京都の宿泊でお世話になったのは、三十三間堂の地図では2つ隣、智積院(ちしゃくいん)さんです。宿坊というイメージではなく、サイトのお部屋の写真からも分かるようにホテルのような造りです。
でもお寺関係の大工さんが作られたのかな?というような、とても丁寧な作りに感じました。なぜ、ここを見つけたかは、過去のこちらの記事から白雲山小松寺がスタートです。
父方のお墓の宗派が小松寺の真言宗智山派が菩提寺との事で総本山を検索して見つけました。父も訪れた事がないので写真を撮って送る事が出来ました。
かなり広い敷地の立派なお寺です。真言宗智山派の大本山寺院は成田山新勝寺、川崎大師、高尾山薬王院だそうです。
朝の5時40分にロビーに集合して朝の参拝に参加しました。まだ暗いですね。座禅かと思っていたら、椅子が用意されてました。檀家さんと観光客と二手に別れて座ります。
ロビーから粛々と移動する様子がこちら。海外の方も皆さんマナーを守って全ての行程でとても静かでした。
真言宗の宗祖は弘法大師空海。空海は香川県のご出身なのですね。
サイトの歴史の部分は読んでいても、一つのストーリー的な部分だけは頭に入ってくるのですが、歴史全体の時系列を覚えるのが苦手なので、大きな流れの一つとして捉えられません。こうしてブログには歴史について書いていても、誰かに話せるほどに覚えられず、一つの事象として頭の中ではぼんやりなのが残念です💦
智積院が出来る前は豊臣秀吉のお寺だったとか。検索すると色々あって難しいですが、歴史が好きな方は例えばこちらの記事なども併せて読むと面白いのかもしれません。
お経だけでなく、一人づつお焼香もしました。朝の参拝が終わった頃には明るくなって、その後には右隣のお寺に移動です。
こちらのお寺に移動し、今度は畳敷の所に座り参拝とお焼香です。お坊さんも沢山いらっしゃいました。ここは蓮の花が咲いたら綺麗でしょうね。
参拝の後はお庭や建物の中について、詳しくお話をしくださいました。写真撮影OKで進みます。
襖絵なども黄金で煌びやかです。
ロビーにお寺の名宝をまとめた美術書もあったので、きっと他にも貯蔵なさっている事と思います。
早朝に2時間の手厚いお寺の体験や案内があって、お部屋も広く、バストイレもセパレートな上に1階に大浴場もありました。なのに一般的なお値段。直前でも空室があったので、ここはあまり知られていないと思います。
テレビにでも紹介されたら予約で埋まってしまうかも?でも朝の参拝者はほぼ海外の方。日本人も多く宿泊されたらいいなと思いました。ただ門限が夜の11時なので、祇園や繁華街を楽しむ場合はご注意を。
民間並みの宿泊施設をお寺の敷地内に作る事ができるのは、なかなか難しいとは思いますが、これは日本文化を継承する意味でも有意義な事業なのでは!と思いました。
そしてリンクした前記事の平重盛の別邸跡、小松寺正林寺も近いので行ってみたのですが・・・
このように立派な門はあるのですが、まず入って駐車場、奥には保育園で門で閉場してありました。参拝者と関係者以外の立ち入りは禁じると書いてあるものの、締まっている門を開けて保育園を突っ切る形になるので、部外者はちょっと遠慮した方が良い気がして断念しました。
お寺の検索で辿り着いた方のご参考までに!事前にお問い合わせした方が良さそうです。