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紙成鳴美



今日は建仁寺。京都最古の禅寺、建仁寺さんは花見小路を進んだ奥にありました。



今回は夜間拝観です。



夜の演出のあるお寺は初めてでしたが、イベント感があって楽しめました。



先日の記事でお伝えした小泉淳作画伯生誕100年記念特別展開催も開催されていて、撮影も全部OKでした。植物画も多く描かれる方だからなのか、龍も柔らかい印象です。



見たかった天井絵!こちらは力強い迫力を感じつつも、どこか優しさを感じます。念願の天井絵を見る事が出来て良かったです。


ところでスティーブ・ジョブズが禅について勉強していた事を思い出し、建仁寺へは行った事があるのか検索してみたところ、京都では西芳寺と 龍安寺に訪れていたようです。


ちょうど今日、日本の空間の「間」についての記事を見かけました。


「間」は和と禅の自然観から生まれた美意識で、対象から超越し、気づきを促す設計なのだそうで、「間」についての語りは見たことがなかったので・・・なるほどなと思いました。


西芳寺のサイトには「調律と閃きの庭」とあって、内面を整えて、気づきを促すという事ですね。


龍安寺の有名な石庭も石と石の「間」がポイントです。


同じアジア圏の中でも日本と似たような間の文化を感じる事は少ないです。日本の美学って、引きが大事で、空間、静けさ、無、で当人の中で覚醒させる世界観がある所でしょうか。日本の美意識について言語化するのは難しいと思っていたので、今日はちょっと前進しました。


次回は朝の禅体験をしてみたいです。




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