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紙成鳴美

美意識



こちらは旧岩崎邸に展示されていた、かるたいれ。


超豪華な「かるた」入れです。


かるたを輪ゴムでとめてほおっておくか、大切に箱まで考えて保管しておくか、一つ一つの物や人への扱いの選択の連続によって、いずれはこんな立派なかるた入れが出来上がる事もあるのだなあ…と感心してしまう箱でした。



こちらは旧岩崎邸の近くのカフェでいただいた素麺。


珈琲中心のカフェなのに、何故かランチに素麺が!


店主が「カフェなのに直球の素麺でおかしいでしょ?」と恥ずかしそうに置いていきました。


お店にかかっていた音楽が先日ご紹介したヒューイルイス&ニュース。わー珍しいと思ったのですが、たぶん店主も同年代。パスタより素麺へ傾いていくお年頃です。


シンプルなのに凄い美味しかったです。



昨日、たまたまYoutubeのお薦め欄にあがっていた、三島由紀夫のインタビューについて。


たぶん皆さんもあれ?と気になるし衝撃を受けるのか、その動画だけ突出した再生回数でした。


日本の文化の優雅さの裏にある残忍性、この二つが緻密に結びつく事があり、今は生花のような表面的な美しさ、平和愛好的な文化だけだと思われているのが気に入らない。日本人には本当は強烈な武士の精神が今だに存在している、という内容。


高度経済成長を成し遂げたのは、武士の精神があったからでしょうし、たぶんそれは、今はアニメ文化の中に表現として残っているのかもしれないなあと思ったりしました。


今は幸福度で計られる世の中ですが、無意識の美学、日本の精神文化はどこへ向かっているのでしょう。

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