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紙成鳴美

鯖江市



今日は久しぶりの上野でした。月の松の前では芸人さんが紙芝居をしてました。紙芝居のお姉さんのオレンジが差し色になってます🍁


帰り道には凄く早く歩くお婆さんがいてビックリ。植木鉢に入った植物を2鉢も持って、リュックも背負って、背中は40度ぐらいは曲がっている80〜90歳ぐらい。なのに私より早い。横断歩道の待ちではスルスルと先頭へ行き、若い人以上に早く歩って去って行きました。あの足が丈夫な秘訣を知りたい!


先月から福祉関係の制作が入っているので、最近は年配〜高齢の方の様子をつい目で追ってしまいます。意識して見ていると、色々思う事も出てくるようになりました。


年配と言えば、私もコンタクトをしてる時の作業中でも細かい部分が見えるよう、数ヶ月前ですが、昨日アップした歌舞伎座の地下のポップアップショップでペーパーグラスという老眼鏡を初めて買いました。折り畳むと、紙のように平面になる商品でバックでも場所を取りません。


それを作っているのが福井県の鯖江市。知らなかったのですが鯖江市って凄いんです。眼鏡のフレームの国内シェアが96%、世界でも20%なのだそう。


チタンに高圧プレスを複数回かけて、緻密な形状とチタン特有の耐久性としなやかさを実現しているとの事。


そもそも鯖江市がなぜ眼鏡を作っているかというと、1905年に鯖江市の議員、増永五左衛門が、雪深く地場産業がない農業だけの暮らしを向上させるため、外出できない冬場でも収入を得られる方法として、大阪から眼鏡職人を招き副業として広めたからなのだそう。政治ってそういった気付きが大事なんですね。


日本からスタートし、韓国も中国も日本以上に高齢化を迎えると言われてますし、商品も色々と改善できる事がまだまだありそうでは?と思います。

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