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紙成鳴美

西陣から八重洲へ



数日前の記事にイノダコーヒーさんの円卓が良く見える写真をと思い、こちらのリンクを貼っていたのですが、その記事の他のページを何となく見ていたら(こちら)で西陣織についての本を紹介しているのを発見しまして、面白そうなのでネット注文してみました。


細尾真孝さん著「日本の美意識で世界初に挑む」


衰退する西陣織の家業をどうやって世界で発展させていったか、失敗も赤裸々に書かれたストーリーです。


そして失われた30年の新しい時代を切り開くための想像と革新のヒントが「工芸」にある。「美しいものを作りたい」という欲求や欲望に忠実にやってみる事の大事さなども説いています。


本書に書いてある通り、私が西陣に住んでいる時は織物屋さんの会社が解体されてマンションに変わっていく光景は見ていたのですが、西陣の内部がどのような状態であったかも詳しく分かりました。


そして「おわりに」を読んでいたら、東京ミッドタウン八重洲のエントランスにて、NISHIJIN Reflectedという独自に開発した西陣織とFRP、繊維強化プラスチックによる画期的な新素材をブロック状にしてゲートを組んでいるとの事。最近訪れたばかりです。


検索してみたらこちらの動画がありました。音が大きめなのでご注意を。




ひび割れ、クラックを利用して後ろから光を当てる手法だそうです。


西陣が気になって読んでいたら、おわりの章で昔に勤めていた八重洲に戻ってきてかなりびっくり・・・


1人の思いつきでも、ビジョンや妄想、想いに共感してくださる方がいれば、どんどん大きな輪となって広まっていき、協力してくださる方も増えますと書いていらして、ほんと発信や行動って大事だなあと思い読みました。


因みに西陣織の細尾さんのHPのプロジェクトのページはこちらです。





場所をググってみた所、陰陽師、安倍晴明の晴明神社の裏手の方で時々前を通ってました。今度京都へ行った時に改めて行ってみたいです!

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