昨日、森繁久彌さんを検索した時に、もののけ姫絡みでヒットしたのか良い卒業論文を発見しました。
ジブリ映画が古来の神話を元に、日本人の神への意識や、現状の変化が描き出しているという考察です。
京都先端科学大学 のHPにて大学生が「アニメに見られる神話的考察」という題名で掲載しています。
もののけ姫の舞台は国産みの神、イザナギとイザナミが祀られている出雲大社と同じ出雲地方をモデルにしている指摘や、神話の考え方とのなぞらえ、細かく検証されていて凄いです。
ジブリ映画は起承転結とも違う、あてどもない物語のような物を感じてたのですが、善と悪の物語でもなく、日本の神話を読んだ時のような不思議な感覚と確かに似てますね。
神話を学校で教えない事を嘆く本は多くあれど、ジブリ映画のお陰で日本人は無意識に神話に親しんでいたのかもしれません。宮崎駿監督、やっぱり凄い。
佐藤絢香さんも凄い考察。勉強になりました!2015年の文章なので今は何処かでご活躍の事でしょう。